赤ちゃん・子どもの防災セットの選び方

赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、防災セットを大人の分だけで終わらせず、その子のための物を足してそろえます。ミルクやおむつ、離乳食は月齢や体に合う物がそれぞれ違うので、いつも使っている物を親が用意して加えるのが基本です。
大人の防災セットに、赤ちゃんの分を足す
大人向けの防災セットは、大人が避難して過ごすための物をまとめたものです。赤ちゃんの分は、その横に別に用意します。足したいのは、着替え、紙おむつ、おしりふき、ミルク(液体・粉)と哺乳瓶、離乳食(アレルギー食)、スプーンやストロー、紙コップ、授乳用ケープなどです[1]。抱っこひもやさらし、おもちゃや絵本、おやつもそろえておきましょう[1]。
当社の赤ちゃん向けの防災セットは、ミルクを飲ませる道具とおむつを替える道具をまとめたセットです。使い捨ての哺乳びん、火の使えない室内や車内でも容器入りの飲み物を手軽に温められる道具、おしりふき、においを閉じこめる袋などが入っています。いつも使っているミルクとおむつ、離乳食を加えれば、赤ちゃんの分がひとそろいになります。足した分はセットと同じ場所に置いておくと、持ち出すときに迷いません。
月齢と年齢で変わる物
足す物は、子どもの育ちに合わせて入れ替えます。下の表は、時期ごとに足す物の例と、親がしておくことです。
| 時期 | 足す物の例 | 親がしておくこと |
|---|---|---|
| ミルクを飲む時期 | 粉ミルクか液体ミルク、哺乳びん、調乳に使う水、紙コップと使い捨てのスプーン | 飲み慣れたミルクを多めに買い、古い物から使って買い足す |
| 離乳食が始まったら | ビン詰やレトルトの離乳食、スプーン | 月齢が進んだら、前の物を使いながら次の物を買い足す |
| おむつの時期 | 紙おむつ、おしりふき、においを閉じこめる袋、着替え | サイズが変わったら、置いてある分も入れ替える |
| 歩き始めたら | 靴、おやつ、おもちゃや絵本 | 好きな物、安心できる物を一つ選んで入れておく |
乳児用のミルクや離乳食は、災害が起きると手に入りにくくなるおそれがあります。ふだんから少なくとも2週間分を備えておくことがすすめられています[2]。ミルク用には、調乳に使う飲み水も多めに用意します[2]。離乳食は、ビン詰やレトルトの物を少なくとも2週間分備えておきましょう[2]。
液体ミルクは、調乳しないでそのまま飲ませられるミルクです[2]。いつも粉ミルクを使っている家庭でも、水などが不自由な災害時の備えとして役に立ちます[3]。
持ち出すリュックか、家に置く箱か
赤ちゃんの分をどこに置くかで、選ぶ形が変わります。

- 持ち出すリュック
- 避難するときに背負って出る形です。大人の避難用品と赤ちゃん用品を一つのリュックにまとめたものなら、持ち出す荷物を一つにできます。抱っこひもで赤ちゃんを前に抱き、リュックを背中に背負えば、両手が空きます。
- 家に置く箱
- 赤ちゃん用品を箱にまとめて、家に置いておく形です。家が無事なら、そのまま家で過ごすときの備えになります。避難所へ向かうときにすぐ持ち出せるよう、置き場所は大人のリュックの近くにしておきましょう。
小さな子どもを連れて避難するときは、明るいうちに動き始めましょう[1]。災害の状況によっては、避難所へ行かずに自宅で避難生活を送る在宅避難を選ぶこともあります[1]。持ち出す分と家に置く分を分けて考えておくと、どちらになっても慌てずにすみます。
子どもが自分で持つリュック

歩けるようになった子どもには、体に合った小さなリュックを用意して、自分の分を自分で持ってもらう方法があります。当社の子ども向けの防災セットは、水と食べ物、トイレ、眠るときに使う物に、遊び道具を合わせた組み方です。親子で一組になったセットもあります。
中身を詰めたら一度背負わせて、歩けるかどうかと肩ひもの長さを見ておきます。重すぎるときは、水などの重い物を大人のリュックに移します。子どもが日頃から大好きな食べ物や飲み物、ほっとできる物、安心できる物も入れておきましょう[2]。お気に入りのおやつや小さなおもちゃを一つと、名前と家族の連絡先を書いたメモも添えておきます。
買う前に確かめる所と、買えるお店
- 中身の一覧:商品ページのセット内容の欄で、赤ちゃん用・子ども用として何がそろっているかを見ます。家にある物と見比べて足す物を書き出せば、そのまま買い物メモになります。
- 届くときの期限:水や食べ物がどれだけ期限を残して届くかを、商品ページに書いている商品があります。届いたら期限を箱やリュックに書いておくと、入れ替えの時期を忘れません。
- 原材料とアレルギー:原材料やアレルギーが気になるときは、商品ページで確かめるか、お問い合わせください。足す離乳食は、ふだんから使って食べ慣れた物にしておきましょう[2]。
商品ごとに扱うお店が違うため、商品ページのボタンから選んでください。ほかの形の防災セットは防災セットの一覧、おしりふきなどの単品は衛生・ケア用品から探せます。
この記事で紹介した形の防災セット
あわせて足す物
出典
- [1]横浜市こども青少年局こども家庭課『親子のための防災ハンドブック』2025年2月発行。6ページ(乳幼児向け生活用品・こども用グッズ)、9ページ(避難について)
- [2]農林水産省『要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド』平成31年3月発行・令和8年9月改訂。4ページ(特殊食品の備蓄)、9ページ(ミルクの備え)、10ページ(液体ミルク)、11ページ(離乳食の備え・好きな物や安心する物)
- [3]東京都福祉局『災害時に備えて 知っていますか?乳児用液体ミルク』2026年6月19日更新。ページを開く





